ハンドル形電動車椅子使用中の事故への対策等について

 

 平成28年7月22日、消費者安全調査委員会からハンドル形電動車椅子を使用中の事故に関する事故等原因調査報告書が公表されました。
  電動車いす安全普及協会では、報告書に記載されたハンドル形電動車椅子使用中の事故を低減するための意見を踏まえ、対策等の検討を進めています。
  その内容は下記の通りです。

 

1. ハンドル形電動車椅子の設計・販売に関するリスク低減策について

(1) 発進操作機構の改善

乗降時及び停車中にアクセルレバーに意図せず触れて発進してしまうことを防ぐ操作方式に見直す等の改善を行う。

 

(2) 前方構造の改善

路外逸脱による重大な事故に至る可能性を低減するため、前輪近くの路面の視認性を極力確保したハンドル形電動車椅子への改善を行う。

 

(3) 使用環境の確認強化

ハンドル形電動車椅子販売時の使用環境確認においては、踏切のりスクの度合い(横断距離や踏切道側面の段差高さ等)を確認し、使用予定者に確実に説明することを販売代理店に周知徹底する。

 

(4) 踏切道の走行に関する禁止行為又は注意事項の製品表示

踏切道の走行に関する禁止行為又は注意事項を示す表示をハンドル形電動車椅子本体に行う。

 

(5) 使用環境に適合した製品の提供

使用環境にハンドル形電動車椅子の登降坂性能(傾斜角度10°以下)を超える急坂がないことを確認できない場合は、警告機能を有するハンドル形電動車椅子を提供するように販売代理店に周知徹底する。

 

2. ハンドル形電動車椅子の保守点検に関するりスク低減策の実施

  • (1) 製品の直進走行性の点検及び調整を定期点検項目とし、その他の点検項目及び点検周期についても可能な限り標準化を図る。
  • (2) 定期点検の実施促進を販売代理店に促す。